躁うつ病者のサバイバルライフ

双極性障害早期退職者の病苦と不安と幸福

病状と関心事

 

実はいま、私は入院中なのである。昨年の12月25日にうつが酷くなり、億劫で身体が思うように動かせなくなったので一人暮らしを中断、入院した。春先は比較的楽になったが、それでも好不調が大体2週間交代になっている。不調に陥るきっかけは殆どが天候ストレスだと思われる。日照不足、気温、気圧、湿度などの変化が自律神経のバランスを崩す。身体が怠くなり、目が開かなくなり、呼吸が浅く息苦しくなる。過呼吸パニック発作を起こすこともある。身体の自由が効かなくなるから、気分が二次的に落ち込む。社会的ストレスで気分が落ち込んでうつになるという世間のイメージとは違う。私の場合は身体的症状、行動抑制が圧倒的に強い。

 

発症以来15年間も何の疑問も持たず飲み続けてきた、飲まされ続けてきたと言った方が良いかもしれないが、双極性障害の第一選択薬とされている気分安定薬、炭酸リチウム製剤(一般名、リーマス)の服用をやめた。果たして気候感受性の緩和に効果があるのか否かまだはっきりしないが、既に仕事を辞め時間的余裕ができたことから、大胆な処方変更に取り組み、体質改善を図っている。

 

どんよりとした曇りや雨に弱い。春雨、梅雨、秋雨の季節は特につらい。高照度光治療器で人工の光を浴びているが、それだけで不調が防げるものでもない。及び、冬が一番の難関だ。冬はほぼ毎年入院を余儀なくされてきた。

 

過去15回の入退院、急速に躁うつが交代するスーパーラピッドサイクルは、私に仕事を諦めさせるには十分だった。明日の体調も予見できない、約束できない。勤めていたのは日本を代表する大手総合商社で待遇も申し分なかったが、遂に退職せざるを得なくなった。来る日も来る日も欠勤を回避する努力と闘いを続けるのはもう限界だった。情けない話だが、仕事への関心、やり甲斐は既に殆ど無くなっていた。

 

私の頭の中、常に考えていることは如何に体調を楽に保つか。好調の時はそのウエートが若干下がるが、それでも常にうつの恐怖に怯え(稀に躁の暴発に怯え)、ちょうど良い好調を保つにはどうすれば良いかという問題意識を持つ。不調の時は当然健康問題への意識のウエートが大きくなり、とにかく早く楽になるにはどうすれば良いかを必死で思案する。体調への関心は頭脳の30〜90%を占めていると思う。

 

次に多くのメモリーを割くのが、お金の問題。ウエイト5〜60%。早く死にたくても、今すぐ死にたくても、そう簡単に死ねるものではない。日本人の寿命は年々伸長している。稼働能力を失った障害者として、今ある資産をどう長持ちさせるかが大きな課題だ。節制と資産運用に意識が向かざるを得ない所以だ。

 

退職して以降、美食やレジャーへの関心は低下した。彼女を作るにもお金がかかる。諦めざるを得ない。将来不安が増してくると、流石の恋愛依存体質も弱まった。また、両親は高齢ながら健在であり、介護などの悩みがないことはありがたい。親不孝なことだとは思うが、親の老後を心配する余裕もないというのが正直なところ。

 

その時々の状況により関心事は変化するのだろうが、現状、病苦と将来不安にほぼ脳みそを占有されている次第。それでもなるべく楽しく生きたい。幸せでありたい。その葛藤と挑戦を記録するのがこのブログを開設した目的だ。

 

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